人を育てよう、育てようとすると
逆に育ちが悪い・・・。
そんな経験はありませんか?
子供の頃、親に勉強しろ、勉強しろ
と言われるとやる気を失ったり。
親に悪気は無いのでしょうが、
現実を見ると「勉強しろ」と言われ
続けて本当に勉強をした人を私は
見たことがありません。
仕事も同じだと思います。
成長しろ、スキルを上げろ、リーダー
シップを持て、と言われても、
「そんなこと言われても・・・」
というのが本音なのではないで
しょうか。
育成という育成に共通することは
「育てる」というよりも「育つ
環境を整える」ということに着目
することはとても大事だと思います。
▼参考記事
マネジメントにおける人材育成
の基本は「育てる」のではなく
「育つ環境を整える」こと
下記に記事の一部を引用させて
いただきました。
社会人なら忘れてはいけない
とてもためになる内容だと思います。
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人間の成長にとって、「働きがい」はいつも
課題の中心となる。
「人間は、仕事を通して成長する」という
言葉があるが、もっと厳密にいうと、
「人間は、働きがいのある仕事に出逢った
ときに飛躍的に成長する」と考えたほうがいい。
だから、仕事を選ぶとき、「働きがいのある
仕事なのか、どうか?」は大切な判断基準と
すべきだと思う。では、「働きがい」を見出し、
高めるためにはどうしたらいいのだろうか?
これに関しては、ドラッカーの次の言葉が響く。
「働きがいを与えるには、仕事そのものに
責任を持たせなければならない。そのためには、
@生産的な仕事、
Aフィードバック情報、
B継続学習
が不可欠である」
仕事に対する責任こそが、「働きがい」の
源泉だという。つまり、自らの責任を果たす
ことが「働きがい」を生み、動機づけの要因
になるのだという。
「働きがいの源泉は他に求めるものではなく、
自覚だ」という。このドラッカーの考え方は、
主体性を確立したいという成長欲求を持って
いる者にとって肝に銘じておくべきことだと思う。
さて、仕事を遂行するレベルには次の4段階
(成長のプロセス)があると思う。
@ 指示に従って正確かつ迅速に処理できるか
素直さ、感謝、基礎力。
A 自らの段取りで仕事ができるか
責任観、職域拡大、目標管理。
B 仕事に対しての問題発見能力があるか
問題意識、指導力、自己革新。
C仕事に対しての問題解決能力があるか
使命観、マネジメント力、リーダーシップ。
仕事の各段階において、どのような責任を
期待されるのか?その責任を全うするために
何をなすべきかをしっかりと考え、目標設定する。
その目標へのチャレンジこそが、「働きがい」の
向上へとつながるのである。
(「責任」〜「働きがい」〜「成長」)
以上、「働きがい」とは本人の自覚以外の
何ものでもないことが明確になったと思う。
また、次の3点を心掛けて仕事をすること
によって「働きがい」は確実に高まると
確信する。
@ 甘い現状認識を捨てる
A 手段ではなく、目的から考える
B 主体的なキャリア形成プランを立てる
マネジメントにおける人材育成の基本は、
育てるのではなく、育つ環境を整えること
にある。「働きがい」が育まれる環境を
つくりたいと思う。
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