2020年04月26日

日銀がお金を刷れば万事解決みたいな風潮がとても恐ろしく感じる


最近Twitterを見ていると


・日銀はもっと量的緩和をしろ

・日本は需要が足りないからもっと
 お金を刷るべし

・日本は自国通貨だから財政破綻は
 ない、だから日銀はどんどんお金
 を発行すべきだ

・国債は国民の資産だから国が国債
 を発行すればするほど国民の資産
 が増える、何の問題もない



というような、MMT(現代貨幣理論)
と言われていることに影響を強く
受けているツイートが目につきます。


この方々の意見を見ていると、もう
どう考えても社会主義といいますか、
お金持ちやエリートを嫌うところが
根底にあり、そこから辻褄の合わない
理論を展開しているとしか思えない
ようなことを平気で(強気で?)
述べていることが不思議でなりません。


と言いますのも、

・通貨をいくらでも発行していいのなら
 そもそも税金なんて必要ない
 (徴税なんていうわざわざ面倒くさい
 作業が増えるだけですから・・・)

・同じく消費税も必要ない

・国内の需要が下がっているのはお金が
 足りないせい、というが、平均年収が
 年々下がっているのは国家のせいだけ
 とは言えない

・国債の最大の使い道は「社会保障費」
 である(中学の公民より)
 ちなみに以前は「国債費」だった



という、義務教育レベルでも教わる
ようなことを分かってないのかな?と
いう所が随所にあり、こういうことを
言う人たちは失礼ながらそもそも年収
が低く、もっと言うとお金自体にあまり
縁が無かったのではないか?
と思わざる
をえません。(簡単に言うとマネーの
リテラシーがとても低い。)


国債は国の借金で、国民の資産という
のは一理ありますが、ただ問題は国債
の最大の使い道が「社会保障費」
で、
これは言うまでもなく資産として残る
ものではなく、まして基本的に換金性
もありません。
どちらというと消費
している類です。(過去の中学公民で
最大の使い道であった「国債費」も
消費的使い道で資産とは言えないで
しょう。)これを自信満々に資産と
言われても・・・。





通貨をいくら刷っても問題ない、イン
フレは起きなかった、通貨も暴落して
いない、ということもそんな簡単な
ことではないと思われます。
今までがたまたまそうだった、という
だけのことであり、臨界点はどこかに
あるわけです。
その臨界点は例えば
「赤字国債1000兆円」の時なのか、
それとも「2000兆円」の時なのか
それは分かりません。


ただひとつ言えるのは
8000兆円、1京円、2京円・・・
となっていった時、今と同じ通貨
価値があるとはとても思えません。

これは歴史を見ればすぐ分かると
思います。


つまり臨界点がどこか分からない
からと言って、臨界点が無いわけ
ではないということです。

本当に臨界点が無いのなら、また
話が戻ってしまいますが、お金を
無限に刷っていけばいいだけの話
であり、そもそもMMTという理論
なんて話題にもならないはずです。



そして一番の問題かもしれませんが、
もしお金をいくらでも刷って国家を
維持できればいいのであれば・・・
教育という教育は無用ですし、自分
の能力を活かして働いてお金を稼ぐ
ということも無意味となってしまい
ます。

どんなこともそうですが一定の制約
の中で成果を出すからこそ生きて
いて面白いのであり、その制約が
あることがおかしい、制約そのもの
が無効だ、と言い出したらこんな
無味乾燥な人生は無いと思います。
これは国家であれ人生であれ同じ
ことだと思います。



制約を無効にし、思い通りにやれば
うまくいく、などというのはまさに
子供の発想
であり、このような幼稚
な発想はこのブログでも言っている
通り「コントロール思考」そのもの
だと思います。


日本は現在のところ自国通貨での
国債で国内で賄ってますから、
確かに形式的には財政破綻は無い
でしょう。

でももし通貨暴落等が起これば、
それは実質的に財政破綻と同じと
言えるでしょう。
(太平洋戦争の時からそうですが
日本は油が出ないので通貨暴落が
起きると油を買うのに苦労します)


なんでもそうですが都合のいい話は
ない
ということでしょう。
一時的には都合(無理)が通っても、
どこかで必ず破綻します。
私が思うに今の日本は一時的に都合
(無理)が通っているだけ。

おかしいことはいずれ廃れます。
だからそろそろメッキが剥がれる
時が近いと思います。

2025年あたりから労働人口が急激に
減るのでいよいよそこが危ないかな、
と思ってましたが新型コロナ問題
少し早まるかもしれません。


私としてはできたら国と一蓮托生は
ゴメンですので、国賊と言われようが
お金はできるだけ国内に投資せず、
海外の力のある企業に投資していき
たいですし、無国籍通貨のゴールド
にも換えておきたいと考えます。

もっともこのスタンスは20年前から
変わらないですけどね。


▼参考になる記事

国債を巡る危険な楽観論

財務省がMMTに異例の反論
 財政拡大論の広がり警戒





 
posted by ごくう at 18:12 | Comment(0) | ただの日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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