2016年03月24日

とても良い記事:コラム:ヘリコプターマネーの悲劇=佐々木融氏



量的緩和でお金をばら撒き続けても
結局はお金の価値を減らすだけ。
歴史的に見てもいずれ行き詰ること
間違いなし。だから中央銀行は独立
しているのに・・・。それがもはや
「あってないもの」になっている、
ということは、それだけ終わりも
近いということか。


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[東京 24日] - 最近、国内外を問わず、
投資家とのミーティングで「ヘリコプター
マネー」の可能性について議論することが
非常に多くなった。

ヘリコプターマネーとは、文字通り、ヘリ
コプターからお金をばらまくように、国民に
対して現金をばらまくような政策のことを
言う。もともとは経済学者のミルトン・
フリードマンが1960年代に用いた
言葉だが、近年ではバーナンキ米連邦
準備理事会(FRB)前議長がまだ理事
だった時代に、デフレに関する講演で
「デフレ克服のためにはヘリコプターから
お札をばらまけば良い」
と発言したことが
有名だ。

これまで、日銀やその他主要国の中央銀行も、
量的緩和と呼ばれる金融緩和政策を行って
きた。この量的緩和もお金をばらまいて
いるような印象を与えるが、そうではない。



中央銀行はお金を銀行に渡す代わりに
国債やその他の資産を受け取っている。
つまり、ただで銀行にお金をあげている
わけではない。銀行も我々にただでお金
をくれるわけではない。どんなに金利が
マイナスになっても、銀行は我々に対して
お金をくれるわけではなく、貸している
だけだ。
つまり、実際には金融政策で
ヘリコプターマネーを行うことはできない。

ヘリコプターマネーを実行できるのは政府だ。
中央銀行は我々の財布の中にお金を入れる
ことはできないが、政府にはできる。交付金、
商品券、地域振興券、子育て支援金、高齢者
補助金など、名目は何だったとしても、政府は
やろうと思えばいつでも国民に対してお金を
ばらまくことができる。

通常の場合、ばらまきを思いとどまらせるのが、
国債価格の下落、つまり長期金利の上昇である。
政府はお金をばらまくためには、新たに国債を
発行し、お金を市場から借りてこなければなら
ない。

その結果、市場は財政赤字増大に対する懸念を
強め、国債価格は下落し、長期金利が上昇、
結果的に政府の資金繰りは苦しくなる。
格付け機関から格下げもされてしまうため、
なおさら金利は上昇する。だから通常の
ケースでは、ばらまきを実行するのは難しい。
・・・・・

引用:ロイター
http://bit.ly/1Sje2aD
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posted by ごくう at 22:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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