2016年01月31日

私が依存的な人に嫌われる理由


私が今から17年位前に働いていた会社
(小売業)で印象的なことがあったので、
そのことを書きたいと思います。


私がその当時やっていた仕事は売場の
管理だったのですが(その会社の
正社員は若年次にまず売場をやる)、
ここにアルバイトの男の子(大学生)で
Y君という人がいました。年齢的には
私と3歳くらいしか変わらなかったと
記憶しているのですが、このY君、
どういうわけかほぼ毎日のように
職場に来ていました。



学生のアルバイトが毎日職場に来る?
どういうこっちゃ?そんなに稼ぎ
たかったのか?と思われる方も多いと
思いますが、そうではありません。
Y君はシフトに入っていない時も
会社に来ては、仕事をしたり、
従業員と話をしたりしていたのです。


シフトに入っていない時は当然無給。
もちろん私が仕事に無理矢理
来させていたわけでもありません。
でも毎日のように会社に来るのです。






会社は当然そのことを問題視しました。
この会社は一部上場企業でしたから、
アルバイトが無給で毎日のように来て
いる、などとなると労働基準監督署に
目をつけられた時に厄介ですから、
良い顔はしません。ただ、会社側は
問題視しているものの、中には
タダ働きをするY君を利用して
しまう人もいて、会社ではなく
店舗としては「問題視はしているが
あくまで自主的であるし、そこまで
とやかくは言わない」
的な扱いに
なっていました。


Y君は社員である私よりも会社に来て
いるせいか、勝手に他のアルバイトに
仕事の指示を出していたりもしました。
私は当時まだ若く経験も浅かったので、
そのことについて黙認してしまったことも
多々ありました。そうなるとますます
会社に来ては、社員でも無いのに社員の
ごとく振る舞うこともたびたび出て
きました。(今思えばこれは私の管理
指導不足です。)

そしてさらに私のアラを探してはミスを
あげつらったり、私の上司にそのミスを
報告したりしていました。


私はもうその会社を辞めているので
今の現状は分かりませんが、当時
その会社の社員は、サービス残業や
休日出勤(無給)もごく普通に
行っていましたが、私は会社から
通常業務に加えて労働組合の仕事も
任されていたので、立場的にサービス
残業や無給の休日出勤は殆どやって
いなかったのです。(当然ですが
労働組合も会社もサービス残業や
無給の休日出勤は撲滅させようと
いう流れでした。)
が、Y君はそこを突いてきました。
「あなたは社員のくせに休んでばかり。
他の社員はサービス残業や休日出勤が
当たり前なのに。」
という感じで。






そんな状況の中、社員の中にもY君に
対して「あいつはおかしい。なんで
無給なのに毎日会社に来てはウロウロして
いるんだ?」
と感じる人も現れはじめ、
私の味方になる人も出てきました。
しかし一部の古い社員は
「休日出勤までして実に偉いアルバイトだ」
と見る人もいましたが、それでも
だんだんとY君に対して批判的な
人間も増えてきましたので、私はY君に
「休日出勤は絶対するな。そんな働き方を
する奴はオレの売場には要らない。」

と、かなり強く言い聞かせました。


その結果、いきなりすぐには無理でしたが、
徐々に休日出勤も減り、普通のシフト通り
出勤するようになりました。


私はこの出来事は社会人としてやって
きた中でも、かなり記憶に残るエピソード
の一つ
になっています。






それにしても、どうして私を敵視したり
私を陥れるようなことをしていたので
しょうか。



私に人徳が無かった、私の仕事力が
無かった、アルバイトのマネジメント
能力が無かった、ということもあるで
しょうが、しかしそれだけでは無い、
ということに後で気が付きました。


それは・・・・、


「Y君は会社に依存していた」


ということです。


そしてさらに分かったのは、


【依存的な人は依存的でない人を責める
傾向がある】



ということです。


実はY君はバイトに来すぎていたせいか、
大学をダブっていたようです。
また家庭
でも色々問題があったようで、よく両親
とうまくいっていない、と口にしていま
した。Y君にとっては会社が心の拠り所
であり、心の支えだったのかもしれません。

休日出勤でもすれば会社の人は「偉いね」
「手伝ってくれてありがとう」「助かるよ」

などと言ってくれる人もいて、自分の存在を
認めてもらえるような感じもします。
しかしそれが強くなりすぎてしまった結果、
いつのまにか会社に依存するようになって
しまっていたのです。



それに対して私はと言えば、子供の頃から
依存的で無い、自立心が旺盛な子供でした。

私が子供の頃は父の商売がうまくいって
いたので比較的裕福な家庭でしたが、
父は商人気質で私を甘やかすことなく、
小遣いも平均的にしかくれませんでした。
当時私は欲しいものがたくさんあったので、
欲しいものを手に入れるために、ごく
普通に新聞配達をしたりアルバイトを
したりして自分の小遣いを稼いでいました。


大学受験に失敗した時も親は「お金は
出すから普通に予備校に行ったら?」

と言うものの、なんだか申し訳なくて
新聞奨学生をやりました。(結局この
新聞奨学生と浪人は両立できないと
分かったので2週間で辞めてしまい、
親の言うとおり普通に予備校に行く
ことになったのですが・・・。)


こんな感じで子供の頃から自立心が
旺盛だったため、良いのか悪いのか
私は「『何かに依存する』ということが
殆どない」
という人間になりました。
(社会人になった今でも脱サラして
独立したい、という思いが常にあります。)







依存的な人は基本的に相手の気持ちが
分かりません。
依存することで心の隙間
を埋めているケースが多いですから、そう
なってしまうのは仕方がないことです。


それに対して、私は仕事に限らずですが、
何事にもあまり依存的ではありません。
私のような人間は依存的な人から見ると

「やる気が無い」「愛情が無い」
「熱心さが無い」「手を抜いている」


と見えることが多いようです。
(依存している人は「依存=愛情」と捉える
ことがあります。)


だから私は子供の頃から大人になった
今でも、「依存的な人」から攻撃を
受けやすい(笑)。
今は会社員なので
やっぱり「会社に依存している人」
からはよく攻撃を受ける気がしてます。
で、それでもやっぱり私は「会社に
(精神的に)依存していない」。

でも収入面では完全に依存しているので、
独立している人から見れば「依存して
いる人」なんだろうなとも思いますが。






依存している人は、なかなか自分が依存
していると気付かない(気付けない)ので、
そこが本当に大変だなと思います。
カウンセラーの力を借りればある程度は
依存から抜け出せるような気がしますが、
そもそも「自分が依存状態にある」と
自覚が無いとどうしようもないですけど。


「アルコール依存症」や「ギャンブル
依存症」などの有名な依存症は取り上げ
られますが、Y君のようなおそらく
「依存症」まではいかない「依存的な人」
はあまり取り上げられません。このような
「依存的な人」こそ実は苦しんでいる
可能性がありますし、悪化していよいよ
依存症になってしまうこともあり得ます。
依存的な状態で食い止めるこそがとても
大事なのではないかと思います。



Y君とは連絡はとってませんが・・・
どうしているのかな・・・?。
依存的にならずに元気にやっていて
くれればいいのですが。




posted by ごくう at 09:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 「生きる力」日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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