2015年06月03日

恐ろしい記事:「戦時経済」に入る日本


まずは記事より。

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日経新聞によると、安倍首相は
財政健全化目標を放棄し、
プライマリーバランスの赤字を
GDP比1%にするという「中間目標」
を設けて、「成長によって財政を
健全化する」という希望的観測を
目標にするらしい。もう国債の
膨張は止まらない。戦時経済
まっしぐらである。


・・・(グラフ)・・・

これは岩本康志氏のブログで
紹介された政府債務のGDP比だが、
最悪の1944年でも204%だった。
このままでは今後の政府債務は
230%以上に膨張するが、これは
平時としては世界史上最大だ。

しかし今は戦時中と同じように
日銀が実質的に国債を引き受けて
いるので、当面は財政は回る。
笠信太郎は、これを潜在的
インフレーション
と呼んだ。


すでに200億[円]の累積を見、
さらに累増の一途をたどる国債の
問題を放置しておいて、如上の
政策だけで国民経済を強化し、
これを国防的にも揺ぎない体制
へと導くことは到底出来ない
のである。言葉をかえていうと、
インフレーションは今日まで
潜在的な形で発展して来たので
あるが、これを潜在せるまま解消
せしめてしまう
のが、今後の重大な
対策とならねばならぬのである。
(『日本経済の再編成』p.104、強調は原文)


これを「最終解決」する手段として、
彼は物価や配当などの全面的な統制を
提案した。今後の日本も、おそらく
何らかの形の統制経済が避けられない。

潜在成長率マイナスになる日本経済で
名目成長率によってPBを均衡させるには、
5%以上の「顕在的インフレーション」が
必要だが、これをコントロールする
ことは困難だ。・・・・・


引用:アゴラ(池田信夫)
http://bit.ly/1GZkzTU
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この記事を読むまでもなく、
現在の日本の財政状況は
先の戦争の末期に近い状況
である、というのは有名な
話である。しかし今の日本は
現状では街に食料もあふれ、
銀行も普通に営業し、何も
問題が起きていないように
見える。とても戦争末期の
ような「明日の飯も困る」
ような悲惨な状況とは全く
異なる。

しかしこれはあくまで
「現状では」という条件が
つく。明日、1週間後、
1ヵ月後、1年後、はどう
なるかは分からない。
今はたまたま平和な状態で
あるだけで、国債の膨張を
見れば戦時経済の状態なのだ。
本記事にも書かれているが、
このミスマッチはいずれどこか
で清算されないといけない時が
くるだろう。それがいつかは
正確には分からないが、ただ
言えることは
「借金は必ず返さないといけない」
という法則がある、ということだ。
ハイパーインフレであれ、徳政令
であれ、大増税であれ、どんな形で
あろうとも借金は清算しないと
いけないのだ。

今が平和そうに見えるからと
いって、今が経済が調子が
良さそうだからといって、
それが本当に真の姿を現して
いるのかは分からないのだ。
良い面ばかりではなく、
真実であれば悪い面も
キチンと見ないといけない。


posted by ごくう at 20:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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