2015年04月04日

気になる記事:量的緩和は「麻薬」 - 『経済の大転換と日本銀行』


まずは記事から。

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本書の第5章に、映画「新幹線大爆破」の話が
出てくる。走っている新幹線の列車に爆弾が
仕掛けられ、スピードが時速80km以下になると
爆発するという話だ。今の日銀の「量的・質的緩和」
は、それに近い状態になっているという。

いくら緩和してもインフレ率は逆に下がり、
黒田総裁が出口戦略を口にした途端に「大爆発」が
起こりかねない。

量的緩和は「偽薬」だといわれるが、偽薬には
副作用がない。今の量的緩和は麻薬である。
いずれやめざるをえないが、その出口で
禁断症状が出ることは避けられない。
どういう形で金利が上がるかは予測が
困難だが、いずれ来る。

そのとき日銀が巨額の損失をこうむることも
避けられない。

かりに長期金利が2%まで上がると、日銀の保有する
国債に約38兆円の評価損が出る。日銀の自己資本は
6.5兆円なので、30兆円以上の債務超過になる。
中央銀行の債務超過は一般会計から補填できるが、
日銀が取りうる方法は次の3つだという:

国債の売りオペで政策金利をゼロ以上に誘導する
:これは考えられないという。国債の相場が崩れて
大混乱になるからだ。

準備預金の準備率を引き上げ、超過準備を減らして
金利を上げる
:これは日銀の損失は減らせるが、
市中銀行に対する大規模な課税になる。

超過準備への付利:これは日銀が銀行に払う金利を
上げるものだが、日銀当座預金は270兆円もあるので、
1%上げても日銀に2.7兆円の損失が出る。・・・・


引用:アゴラ(池田信夫)
http://agora-web.jp/archives/1637074.html
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2014年10月の日銀による量的緩和から半年が
経過した。その間(2015年2月12日)、
黒田総裁は安倍総理に財政の健全化に関して
詰め寄ったと言われている。(その記事を以下
に引用する。)

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・・・・・
さる2月12日、財政健全化をテーマに行われた
経済財政諮問会議の席上、黒田総裁は日本国債の
リスクについて5分程度発言したものの、その
ほとんどが議事録から削除されていたことが
報じられている。

実際に議事要旨を見ると、他の出席者の発言は
約1ページ分も克明に記録されているのに、
黒田総裁の分はわずか7行で終わっていて、
まことに不自然だ 。日経新聞の報道によれば、
「黒田氏は珍しく自ら発言を求め、財政の信認が
揺らげば将来的に金利急騰リスクがあると
首相に直言した」そうである。・・・・・


引用:東洋経済オンライン
http://bit.ly/1y5o3SI
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このように、黒田総裁と安倍総理の間にすきま風
が吹きつつあるが、どちらが正しいかといえば
黒田総裁の方というのは言うまでもないだろう。
しかし、財政の悪化は止められない。まさに
麻薬と一緒であって、止めてしまえばどうなるか
分からない。だから時の政権は止めることが
できない。


しかし上の記事にもあるが、いつかは必ず整理
される時が来る。それはいつかはわからない。
このブログでも何度も書いているが、我々に
できることは、コツコツと円を売って、金や
株や投資信託などに換えておくことである。
円が暴落するかもしれないのだから・・・。
安倍総理がどうだとか、黒田総裁がどうだとか
言っていても何も始まらないのだ。できること
をコツコツとやっていくしかない。
posted by ごくう at 00:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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