2014年06月22日

気になる記事:現実的な見通しを置くと、年金財政は2039年頃に破綻する


ダイヤモンド・オンラインの中に野口悠紀雄氏
の記事があり、とてもするどい内容なので
ブログに一部を載せます。

今の日本の若い人(40歳以下の人)で将来
年金の不安が無い人はいないでしょうが、
この国はおそらく現時点でも本当のことは
言ってはいないと思います。これは福島原発
事故も同様だと個人的には思っているのです
が、問題が大きくなりすぎるとこの国では
「無かったことにしよう」というバイアスが
かかりがちです。もうこれは昔からそうで、
もはや国民性と言ってもいい。そして国民も
ワールドカップやオリンピックの話題には
すぐに飛びつくが、ちょっと問題が大きそう
なことになると「よく分からない」といった
感じで思考停止になってしまう。だから年金
にしても「おそらくもらえないだろう」と
嘆きつつも、じゃあ実際その対策として何か
行っている人というのは意外と少ないのでは
ないかと思います。

本記事のように「このままだと2039年頃に破綻」
とかなり具体的に新聞の一面記事にでもなれば
さすがに話題になるでしょうが、現状だと政府に
あまり批判的な記事は無い時期なので、その
ような記事もほとんど見かけません。このような
右なのか左なのか分からない今の日本の雰囲気に
とても怖いものを感じるのは私だけでしょうか?




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前回に引き続き、公的年金財政検証の結果を、
厚生年金を中心に検討しよう。

今回の2014年財政検証における収支見通しは、
09年財政検証に比べて好転している。

しかし、その原因は、加入者について楽観的な
見通しが追加されたことによるものだ。こう
した楽観的見通しを排除すると、年金財政は
破綻する。

また、共済年金が統合されることも、収支
見通し好転に寄与している。しかし、統合は、
本当の意味での年金改革ではなく、真の
問題点を覆い隠すものだ。

加入者数の楽観的見通しで収支が改善

前回述べたように、2009年の財政検証では、
賃金に関する現実的な見通しを置けば、2030年度
頃に厚生年金の積立金が枯渇する。ところが、
今回の財政検証では、最も悲観的な場合
(ケースH)でも、厚生年金には積立金が残り、
年金財政は破綻しないのである(ただし、国民
年金は、完全賦課に移行する)。

09年財政検証で示された厚生年金の問題は、今後
30年の間に、保険料納付者が8割に減り、他方で
受給者が2割増えるということだ。だから、虚心
坦懐に考えれば、いつかは破綻するはずなので
ある。

この基本的条件は、いまでも変わらない。それにも
かかわらず、なぜ破綻が回避されるのか?
それは、いくつかの非現実的な仮定によって、
問題が覆い隠されているからである。とくに
大きなものとして、つぎの2つがある。

第1に、マクロ変数の想定が楽観的だ。最も
楽観的なケースAでは、実質賃金上昇率が
2.3%とされている。最近では実質賃金上昇率
がマイナスであることと比較すると、これは
ありえない姿だ。また、最も悲観的なケースH
でも、実質成長率がマイナスであるにもかかわ
らず、実質賃金の伸び率がプラスだ。これも
ありえない姿である。

第2の理由は、加入者の増加が想定されている
ことだ。これは、2つの要因による。

第1は、女性や高齢者の労働参加が増加するとの
想定だ(ケースA〜E)。しかし、これは、
よほどの政策努力がないと実現できないだろう。
・・・・・

引用:ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/54833


posted by ごくう at 23:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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