2020年05月13日

日本人がお金を使わないのは日本の将来に安心感が無いから


日本はこの20年ずっとデフレ状態で
お金が回らないから苦しいんだ、と
いう意見をTwitter等でよく見ます。


まずずっとデフレと言われますが
最近そうでもないんじゃないかと
私は思っています。


スーパーに行けば牛乳が今までと
同じ値段でも1000mlから900mlに
なっている。お菓子の量が明らか
に減っている。洗剤の量も少し
ずつだけど減ってきている。



こんなことはここ数年当たり前の
ようになってきていて、これで
値段が変わらないからまだまだ
デフレが続いていると言う人は
ちょっと違うんじゃ?と思います。


そうはいってもまだそこまで
インフレ状態になってはいない

中で、お金を使わないのは市中
にお金が足りないからだ、日銀は
もっとお金を刷るべき、という
話になりがちなのですが、日本人
がお金を使わないのはそもそも
「お金があったとしても将来が
不安だから貯蓄してしまう」
から
なのではないでしょうか。


特別定額給付金が1人10万円
配られると、それなりには経済
は回るようになるでしょう。
我が家も買う予定のものが
いくつかあります。


しかし普通の、いたってごく
一般的な会社員の人々から
すると、これは結局税金で
回収されるのではないか?
という感覚になります。


もちろんすぐに回収されると
いうわけではないでしょう。
しかし近い将来何らかの形で
(例えばコロナ復興特別税等)
徴収されると感じるのはごく
普通の感覚だと思います。
(私だって払いたくはない。)


介護や年金をはじめ子育てを
支援する児童手当、そして
国民皆保険。その他にも様々な
保険が日本は充実しています。
ですがそのお金が足りないな
というのも国民は肌で感じて
いるのです。


いやだから政府日銀がお金を
ジャンジャン刷って、それを
ばら撒けばいいんだよ、そう
すればまたバブルが来るんだよ、
などと言う人はちょっと時代
錯誤の老害の人か、あるいは
強烈な社会主義者しかいない

と思います。
(ちなみにビートたけし氏が
財政出動でバブルをもう一度、
というような発言には正直
驚きました。たけし氏も年を
取ったのでしょう。)




ある程度の景気の底支えや
セーフティネットは政府の
役割ではありますが、いくら
なんでも好景気を人工的に
作り出すようなことは、できた
としてもかなり無理があります。
景気を時の政府が作り出す。
そういうものじゃない、と
いうのは肌感覚で分かるもの

です。


ですから多くの国民は

「何か良からぬことが起きる」
「将来年金が貰えないかも」
「もし自分が働けなくなったら
頼りになるのは自分しかいない」

と漠然と考えると自分の給料の
うち一部を貯金しておこう、
そしてできるだけ節約していこう、
できるだけ安いものを買おう、と
こうなるわけです。


もし国に対して安心感があり

「年金は絶対に大丈夫です
足りないなんてことはない位に
国民がしっかり稼ぎきちんと
還元します」

「子供を産んで高校大学と進学
しても国が稼いでいて、そのお金
が支給されるから大丈夫」

「日本には十分富があるし仕事も
ある。それほど貯金しなくても
70歳位まではまず大丈夫だ」


という国なら国民は安心して
お金を使えると思います。

しかし1990年あたりから放漫財政
が続き(放漫財政だと感じる人は
少ないかもしれませんが)、
それで赤字国債ばかりが増えて
いる国で、しかも2025年からは
労働人口が急激に減り団塊世代が
年金を受給するようになる、その
お金はただ刷ってばら撒くだけ
じゃなく、キチンと稼いで得る
お金として確保できてるの?

大丈夫なの?と不安に感じる国民
が多いからお金を使わないのです。



デフレ状態なのはお金が回って
ないのではなく、日本の巨額の
財政赤字が不安で、将来がとても
明るい感じがしないからお金を
使わない、だから結果として
デフレ状態が続いている
のでは
ないでしょうか。




posted by ごくう at 15:02 | Comment(0) | 「生きる力」日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする